今、10代、20代の働く女性は503万人
しかしこの20年
正規の職に就ける若い女性は急速に減っています
高校卒業後の女性の場合
正規の仕事に就ける人は48.4%に留まっています
1963~67年生まれ 71.3%
68~72年生まれ 72.0%
73~77年生まれ 67.4%
78~82年生まれ 53.5%
83~87年生まれ 45.9%
88~89年生まれ 48.4%
青森県から職を求めて上京した19歳の女性です
職種を問わず正規の仕事を求めましたがかなわず
時給650円前後のアルバイトを掛け持ちしてしのいできました
「ファミレスに朝10時出勤の4時半までやって、5時からピザ屋さんで9時までやって、9時半にスナック行って、閉店まで2時3時働いて。
本当に時給安くて、すっごい働いた気がしてもやっと10万いったりとか」
25歳のこの女性は二つの仕事を掛け持ちして
月の収入は13万円程度
ガス代を節約するために
煮物を作るときには必ず予熱で別の料理を作るといいます
周囲の男性も非正規で働く人が多く
結婚して出産することは考えられないといいます
-子どもを産んでみたいとか育てたいという願望は?
「あ、それ一番ないです.自分1人でこういう状態に立ったときにいっぱいいっぱいなのに、子どもいたらアウトだなって思って。
それこそ最悪、自殺とかまで考えちゃうんじゃないかなと思います」
若い女性に広がる貧困
さらに年々深刻な状況に陥っているのが
10代、20代のシングルマザーです
今、20代のシングルマザーのうち
80%以上が年収114万円未満の貧困状態に置かれています
広島市に住む28歳のあさみさんです
4歳と2歳の息子を育てています
保育所で時給800円で働いているあさみさん
フルタイムで働いて収入は月10万円ほどです
母子家庭に支給される
およそ4万円の手当てなどを加えて
何とか家計を維持しています
「食費をほんまにできるだけ、かけずに、かけずに。
うどん1玉を3人で食べたり。汁を多めに作って、汁で腹いっぱいにさすっていうのはあります.」
6人兄弟で育ったあさみさんは
家庭の経済事情を気遣い
中学を出ると、すぐに働き始めました
今、高校卒業の認定資格を取る勉強を始めているあさみさん
何とか安定した仕事に就きたいと考えています
「すごいねえ,分からん」(教科書を見ながら)
「下の子はよく起きるんです。いつもこんな感じです」(パジャマ姿であさみさんの膝で寝る子ども)
「精神的にも金銭的にも、やっぱり1人なので、なんか自分にもしものことがあったらと、ふと思いますね。
絶対自分が倒れたら,そのまま2人とも餓死するんじゃないかとか考えますね、たまに。」
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