メインコメンテーター
石原良純(俳優・気象予報士)
司会
堀潤(ジャーナリスト)
春香クリスティーン(タレント)
レギュラー論客
北野誠(タレント)
細川昌彦(中部大学教授)
ゲスト
小沢一郎(「生活の党」代表・衆議院議員)
ジェームズ・シムズ(米国人ジャーナリスト)
周来友(中国人ジャーナリスト)
金慶珠(東海大学准教授)
上杉隆(政治アナリスト)
やくみつる(漫画家)
北野 ちょっと小沢さんにお聞きしたいんですが。小沢さんは、当時民主党で政権交代された後、いわば権力側じゃないですか。先ほどからおっしゃてる、官僚と闘いになってしまってこういう事件が起きたというときに・・・。
堀 まだ政権が・・・。
上杉 野党。
北野 まだ野党のときですね。でも、小沢さんは今まで、こういう報道されたときに、検察のリークでどんどん新聞の一面が踊っていくじゃないですか。こういうときって、小沢さんからすると、小沢さんが権力側と対立する何かがあったんですか。
小沢 対立するっていうんじゃなくて、今のような官僚万能の社会は、全てのこと官僚が握っている、コントロールしているという社会はよろしくない、だから変えたいというのが僕の主張ですから、彼らにとっては既得権を失うことになる、だからあの野郎っていうことになっちゃうわけですね。
堀 実際に人事着手しようとしたりとか、いろんな権限を移譲していこうとすることについて、官僚が抵抗するなんていうことが一部で報道されていましたけど、実際に官僚の皆さんのほうから、1人の政治家を指すようなリークっていうのは起きているものなんでしょうか。
小沢 うん。その官僚機構であって、官僚誰か特定の人っていうんじゃなくて、官僚組織、官僚機構が日本の社会を支配していますから。どんな職業でも、あらゆる分野でもって、全部役所の支配っていうのは見えても見えなくてもありますからね。
石原 細川さんは元官僚ですよね。今の意見っていうのは?
細川 はい。そうですね。官僚組織全体が小沢先生と対峙していて、こういう構図になったとは僕は思わないんですね。多分先生もそういうことおっしゃてるわけじゃないと思うんです。
ただ、検察の捜査手法っていうのが、どんどん情報を流していって、リークさせて、それをメディアが増幅させていってという一つの社会の風潮ですよね。
石原 これ、検察がリークしてたんですか。
細川 やっぱしてたと思います。
小沢 だって、取調べ中のことなんか分かるわけないですよ、誰も。検察が言う以外に分からないわけです。
石原 それは実感として、何でこの記事が出るんだ、これは検察がどんどん流してるっていうのは?
小沢 それはいつものことですけども、特に今回の事件については徹底してやったと思います。
上杉 まあ、実感というか、検証すれば全て分かることなんで。
石原 時間と。
上杉 ええ。
私も2011年3月3日の陸山会事件の日から小沢さんの記者会見に出て、あの事件追求してるんですよ。そのときに、やはり情報はマスコミから流れるんですね。
しかも、小沢一郎は悪だという情報を3年間つくっていくんですけど、既に3月4日の別の民法番組に出たときに「検察もきちんと説明しろ。リークでとるんじゃなくて、小沢一郎という人をやるんだったら、自分たちも記者会見に出て、何の事案でやるんだということをちゃんと正々堂々やるべきだ」と言ったら、私その直後に小沢の犬と呼ばれまして・・・。
小沢 (笑)
上杉 それから3年間ぐらい小沢の犬でした。それまで実は石原慎太郎の犬と呼ばれて・・・。
(一同笑い)
上杉 それまでは鳩山由紀夫の犬と。
石原 でも、その明確な検察の説明・・・。
上杉 ないです。
石原 なかったんですか。
上杉 結局なかったです、1回も。
で、そこがアンフェアだっていうのが海外のジャーナリズムの見方でもあるし、これが先ほどチラッと良純さん言ったんですけども、記者クラブというシステムが官僚機構と合致しちゃってるんですよね。
記者クラブとは
公的機関や業界団体を継続取材するため、メディアが設けた任意組織
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