2013年9月17日火曜日

「安倍総理の嘘」激論!コロシアム 権力との癒着、これでいいのかニッポンのメディア(7) 文字起こし

出演者
メインコメンテーター
石原良純(俳優・気象予報士)
 

司会
堀潤(ジャーナリスト)
春香クリスティーン(タレント)
 

レギュラー論客
北野誠(タレント)
細川昌彦(中部大学教授)
 

ゲスト
小沢一郎(「生活の党」代表・衆議院議員)
ジェームズ・シムズ(米国人ジャーナリスト)
周来友(中国人ジャーナリスト)
金慶珠(東海大学准教授)
上杉隆(政治アナリスト)
やくみつる(漫画家)



堀 ちょっと作戦をあらためてポンポンと二つ見ていただきたいんですが、今ありました、一つはこちら。

 
言葉を切り取られないためのワンフレーズ作戦


堀 そして、もう一ついきます。こちら。


巧みに世論を操作!? サプライズ作戦


春香 サプライズ。

石原 これ何? サプライズ作戦て。

堀 こちらに用意しました(小泉政権の内閣支持率の折れ線グラフのフリップ)。小泉さんの場合は特に、北朝鮮に電撃訪問した話などありますけれども、政権発足時、内閣支持率86.3パーセント。

春香 おおー。

堀 非常に高い支持率を誇りましたが、その後落ちます。
 すると何をしたか、2度の北朝鮮訪問。これで拉致被害者の方が日本へ帰ってきた。そういったこともありました。
 さらに郵政解散圧勝。これは非常に小泉政権を強く印象づけた。もう国民を巻き込みましたよね。「抵抗勢力だ」っていうことで。

石原 まあ、これは今小沢さんがおっしゃった権力というものプラス、そこにマスコミが乗っかった。

小沢 うん。だから、そこにマスコミが乗っかっているから、そういうふうになるんですよね。

堀 非常にテレビ的な演出がここにはふんだん織り込まれて・・・。

細川 堀さんは大きなものだけおっしゃってますけども、細かいサプライズがその間にもあったんです。

堀 え、何でしょう。

春香 へえ。

細川 大事なのは、サプライズっていうのは賞味期限があるんですよね。だから3カ月とか半年がせいぜいですよね。
 そうすると、それを矢継ぎ早に出していくっていうのが、このサプライズ戦略の一番のポイントですよね。
 それを裏でちゃんとシナリオを持ってやってるプロデューサーがいるというところがポイントじゃないかと思います。

金 小泉さん時代のメディアの在り方を見ると、当時劇場型政治という言葉が流行りまして、一番象徴的じゃないかと思います。
 ただ、小泉さんのときに限らず、テレビと政治、メディアと政治の関係が大きく変わっていくのが80年代後半ぐらいからなんですね。
 で、そのぐらいから分かりやすいニュースですとか、あるいはこういった討論型の時事番組、エンタメ系、バトル系の激論番組が出てきて、政治家が積極的に日本のテレビを利用し出したのが、ちょうど90年に入っていく辺りから本格化した。

石原 でもね・・・。

金 その中でいろんなポピュリストが出てきて、橋下さんもそうだし、小泉さんもそうだし、積極的に関与しながら利用していく。その分、小沢さんというのは、外見うんぬんというふうに皆さんおっしゃいますけども、それよりかは、むしろ一貫して変わらない、古いタイプの政治家で・・・。

小沢 (笑)

金 メディアというのは、そんなにいちいち前に出てやるべきものじゃないというような、ある意味、古風な政治権力者としての見方がメディアの反感をどんどん、どんどん、買っていったという・・・。

石原 メディアの反感て、僕間違った考え方だと思うんですけども、いいか悪いかは別として、その劇場型の登場人物の1人として、やっぱ大きい役なんですよね、小沢一郎。

小沢 (笑)

石原 でも、それを僕らもっと見たかったなっていう、正直。

堀 でも、象徴的に思い出すのはですよ、安倍政権が退陣していくときに、テロ特措法をめぐって、安倍さんが何て言って辞任していったかっていうと「求めていた党首会談が実現できなかった。自分より他の方がいい」と言って辞めていかれたあのシーンは非常に印象的で、逆に・・・。

小沢 それは嘘ですよ。

堀 あ、それはご自身は?

小沢 違う、違う、違う、違う。その事実は嘘ですと。

堀 あ、どんな事実だったんですか。

小沢 何で僕のせいで辞めるんですか(笑) そんなことありません。党首会談申し込まれたわけでもありません。

堀 じゃ、あれは安倍さんが違うことを言っていると?

小沢 安倍さんが、ご自身で辞めるときの言い訳で、そうおっしゃっただけっていうことです(笑)

堀 あれはまさにメディアが象徴的に報じて・・・。

小沢 だから「メディアはちゃんと自分で裏取って確認して下さい」って言うんです、僕は。

シムズ 話戻るんですけども、やっぱり人気で何をしたかっていうことも問題なんですね。
 人気があって何もしなかったっていうことだったらどうでもいいんですけど、一応小泉さんは5年間政権をやって、例えば不良債権の問題を解決した。あと財投の改革を続けた。北朝鮮の問題も解決しようとしたんですね。その前は自民党、拉致の問題ほとんど無視してたんですからね。

 
春香 うんうんうん。

シムズ だから、小泉さんは、劇場型っていわれて批判的な意味合いも入ってるかもしれないけど、一応実績は残してるっていうこと忘れてはいけないと思うんです。


 
 
おすすめ
「世論操作」激論!コロシアム 権力との癒着、これでいいのかニッポンのメディア(8) 文字起こし
 
「主義主張のないマスコミ」激論!コロシアム 権力との癒着、これでいいのかニッポンのメディア(9) 文字起こし
 
「日本の取材力」激論!コロシアム 権力との癒着、これでいいのかニッポンのメディア(10) 文字起こし
 
「中国メディアと賄賂」激論!コロシアム 権力との癒着、これでいいのかニッポンのメディア(11) 文字起こし
 
「日本メディアのレベルは韓国よりも低い?」激論!コロシアム 権力との癒着、これでいいのかニッポンのメディア(12) 文字起こし

0 件のコメント:

コメントを投稿