2013年9月10日火曜日

「三つの効果」子どものため? どう考える過激な表現(6) 週刊ニュース深読み

出演 
佐々木輝美(国際基督教大学教授)
江川達也(漫画家)
江川紹子(ジャーナリスト)
カンニング竹山
RIKACO


小野アナ 私はですね、ここに12歳の小野文恵ちゃんがいて「子どもはそんなにおばかさんじゃない、大人が勝手に決めないでよ」って言ってる気がしてならないのですが、どうなんでしょう? 子どもへの影響って、そんなに考えないといけないもんなんですか。

佐々木 いや、やっぱり考えなきゃいけないですよ。このパネルを見ても分かると思うんですけど、だんだんわれわれの意識が高まってきてるっていうふうにも考えられると思うんですよね。
 つまり、こういうシーンを描いたら真似されるというような具体的なことが分かってきてるんですね。その小野文恵ちゃんが「大丈夫ですよ」と言っても、実は知らないうちに人の殴り方を覚えていたりするわけですよね。で、カッとなったときにそれが出ちゃったりする。
 でも、恐らく文恵ちゃんは女性ですから、暴力には馴染みがないので、暴力は怖いと思う効果も出てくるんですね。

小野アナ うーん。

佐々木 効果には、真似しちゃうっていうのと、怖いと思う、それから慣れちゃうっていう、三つぐらいある。どれが当てはまるかっていうのは状況によって違ってきますね。




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