子どもたちが安心して暮らせるようになるために
もっと大人にできることはないのか
何と、地域の大人たちの力で
犯罪をゼロにした取り組みがある!
東京都世田谷区、明大前駅付近
12年前は小学校の周りで
不審者の出没や、わいせつ行為が10日に1件と頻発しており
その数は世田谷区のワースト1だった
にもかかわらず近くに交番がない
警察に相談したが交番の設置はかなわなかった
そこで住民たちが立ち上がった!
その名も
民間防犯パトロール隊、明大前ピースメーカーズ
地元の商店街を中心に
老若男女総勢57人からなるパトロール隊だ
駅前に民間交番を設置し、
さらに小学校の登下校時と夜間に毎日パトロールが出動
活動を続けた結果、
現在では不審者による小学生への犯罪被害ゼロ!
地域への犯罪件数も年間527件から15件に
安全な街となり、
しかも地価が16.5パーセント上がったという
(東山紀之 何に価値があるかって、やっぱり安全ということですね)
みんなで交代しながら無理なくパトロール
毎日続けることが大きな抑止力となったのだ
さらに、思い立ったら今すぐにでも始められる防犯対策がある
それは・・・
花の水やり
名付けて
見守りフラワーポット大作戦!
大人たちが子どもの登下校の時間帯に家の外に出て
花に水をやることにしています
日常生活の中で監視の目を増やすという立派な防犯活動なのです
(東山紀之 これもいい取り組みですよね
尾木直樹 これ、交流も生まれますよね)
この活動を提唱している樋野先生は・・・
樋野公宏さん(独立行政法人 建築研究所 主任研究員)
ポイントは二つあります。1つ目は、誰もが参加しやすい活動であるということですね。
(尾木直樹 確かに。)
樋野公宏さん それによって継続的に活動が行えるということになります。
もう一つは、きれいな街をつくっておくことで、犯罪者が入ってきにくい。つまり、きれいなまちづくりによって安全な街がつくられるというところが2つ目のポイントになります。
一般的に落書きやゴミが放置され荒れた街は
人の存在を感じないため、犯罪が起きやすいという
一方、手入れの行き届いたきれいな街は
人の存在を感じるため、犯罪が起きにくいといわれている
だから花を育てて街をきれいにすること自体も
大切な防犯活動なのです
東山紀之 これは一石二鳥というか。
尾木直樹 そうですね。防犯活動やってるっていうよりも、街をきれいにしてる、お花育ててるって感じでしょう。
東山紀之 僕、勝手に立ち小便できるか、できないかみたいなことで考えてるんですけど。
尾木直樹 ああ、基準でね。
東山紀之 はい。ここだったら立ち小便できるなというところに大体犯罪者入るんじゃないかという。
尾木直樹 ああー。
東山紀之 ここじゃちょっとできないなっていう。その判断と似てるような気がするんですよね。だからって僕が立ち小便してるわけじゃないですよ。
磯野アナウンサー (笑)
尾木直樹 最終的なところで言えば「地域」だと思いますよね。やっぱ子どもたち、一人一人の家庭でね、一つ一つの家庭で守りきるってことはできないです。
東山紀之 うん。
尾木直樹 やっぱり子育てっていうのは、原理原則ですけれども社会的な営みなんですよね。
きれいな街をつくれば自分の子どもも安全だよと。これ、ぜひやってほしいなと思いますね。
東山紀之 この子たちの将来を、どう今の世代がつくるのかっていうこと、やっぱ考えなきゃいけないし、行動していかなきゃいけないなと。やっぱ子ども持ってから強く思うようになりました。
尾木直樹 あ、そうですか。もーのすごくうれしい、今の発言。みんなに聞かせたいわ。ここカットしちゃ駄目よ(笑)
東山紀之 YOUたち聞いた?
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