2013年10月2日水曜日

(6)環境 エデュカチオ! 親子で学ぼう危険から身を守る力



続いて犯罪が起こる2つ目の条件「環境」


ここでクエスチョン

この地図の中で犯罪が起きやすい場所はどこだと思いますか?
(田んぼ、駐車場、人気のない住宅街、公園などの絵
危険だと思う箇所にシールを貼る)



東山紀之 こんな感じじゃないですか。



東山さんの答えはこれ

まずこちらの田んぼに囲まれた道

その理由は?



東山紀之 暗くなったときに田んぼって意外に電灯とかないので怖いぞと。

尾木直樹 よく犯罪が起きてますもんね。

東山紀之 あと、やっぱり車で連れ去られる危険も高いんじゃないかと。

磯野アナウンサー 駐車場にも(シールを)貼りましたね。

東山紀之 こういうとこ(車の間など)の一番隠れてる場所っていうんですかね。子どもってこういうところ好きだったりするじゃないですか、狭いところ。
 ここ(住宅街の道)もやっぱり死角になるのかなあ。玄関、ここなんで。

磯野アナウンサー ちゃんと玄関の一も見てるんですね。

東山紀之 僕もいろいろ考えるんですよ。ああ、ここだったら◯◯(写真週刊誌)待ちやすいなとか、いろいろチェックするんで。俺だったらここだなとか。そうしたら案の定そこだよったりするんで。

磯野アナウンサー 日頃から防犯意識が高い(笑)

東山紀之 そう。その意識は常に高くないと。




危険な場所とはどんな場所なのか

小宮先生に聞いてみた


 

小宮信夫先生 犯罪の機会、チャンスというのは、犯罪者からすると、犯罪が成功するというふうに確信、自信が持てるようなとこですよね。だからこそ彼らは安心して犯罪を始めるわけだし、逆にもしかしたらここだったら失敗するなってことであれば諦める。




犯罪者が好む環境

そこには二つのキーワードがある

「入りやすい場所」と「見えにくい場所」



まず「入りやすい場所」とは

例えば、敷地内に入るときに壁やドアなど障害になるものがない場所は要警戒!


さらに出入口が多い場所も要警戒!


入りやすい場所は犯罪者が子どもに近づきやすく

そして逃げやすいのだ



続いて「見えにくい場所」とは

人に目撃される可能性が低い場所のこと


例えば、高い壁に囲まれている場所や周りの家に窓がない場合は要警戒!


また周囲に家がない場所も人目がないので犯罪者には好都合、要警戒!



さらに気をつけなければならないポイントが

それは犯罪者が溶け込みやすい場所



小宮信夫先生 不特定多数の人が集まるような場所です。不特定多数だから誰でも入っていけるわけですね。ってことは犯罪者も入っていったとしても、周りから怪しまれないですよね。こういうところは心理的に犯罪者が入りやすいです。



不特定多数の人が出入りする場所

それが犯罪者が溶け込みやすい場所



例えば遊具の横のベンチもその一つ


犯罪者が来て座っても

ただベンチに座りに来た人にしか見えない

違和感を感じさせないので要警戒!



このように犯罪者は周りに溶け込める場所で

チャンスをうかがっていることがある

それを知っておくことが肝心だ




こうした危険な場所を子ども自ら判断できるようにするにはどうしたらよいのか


小宮先生は実際に街に出て勉強会を開いています
(地域安全マップづくり教室)



小宮信夫先生 今、みんなが立ってるこの姿、誰かに見てもらってる感じしますか。グルーッと360度見渡してみてください。

子ども 木とかが邪魔。

小宮信夫先生 そうだね、木が邪魔してるね。

子ども ここの塀が高くて見えにくい。

小宮信夫先生 壁が高いと見え・・・?

子どもたち にくい!




小宮信夫先生 いったんそういう基準さえ自分のものにできれば、どこに行こうが、引っ越そうが、遠出をしようが、海外に行こうが、また同じ物差しで景色は測れますから、いっくらでも応用が効くんですよね。景色を見た瞬間に、安全、危険を判断できれば警戒するかしないかを決められますから。



親子で街の警戒ポイントをチェックして

子どもと一緒に判断力を身につけよう!



磯野アナウンサー 東山さん、ほぼ正解でしたよね。

東山紀之 犯罪者の経験、ないんですけどね。

尾木直樹 (笑)

東山紀之 多分、刑事ドラマとかもやってるから、こういうのも何となく考えたりする。
 ベンチねえと思いました。

尾木直樹 これね。

東山紀之 誰が座っても違和感を感じないんで、考えが至らなかったですね、僕自身も。

尾木直樹 溶け込みやすい場所っていうのは意外と盲点ですよね。

東山紀之 そうですね。だから、よりそういう判断能力を求められる時代かもしれないですね。
 子どもと一緒に散歩して、周囲にあるものをちゃんと理解して、状況を判断をさせるというのは親子でやるべきですね。

尾木直樹 そうですね。判断基準をきちっとつくっていくのが親の務めだろうと思いますね。


 
 
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