2013年10月11日金曜日
(4)「学校への相談のポイント」 あさイチ いじめ 誰が子どもを守れるのか
中谷文彦アナ 確かにいじめ対策しっかりしてくれるっていう学校はあるということも確認しておきたいんですが、それとともに親の満足のいく対応ができないという学校もあるんですね。
そこで今回、どのように学校に訴えたらいいかというポイントをまとめてみました。
このポイントは、いじめられた子の親の相談に乗っているという、いじめから子どもを守ろうネットワークに取材してまとめました。
で、学校への相談のポイント、まずこちら。文書にまとめる。口頭だとどうしても感情論になるということで、文書にまとめて学校に提出する。そうすると学校側も複数の教師で問題を共有できるというメリットがあるということです。
そして二つ目、被害を具体的に。いじめというのはどうしても「いじめた」「いや、いじめてない」という水掛け論になるので、ランドセルを壊された、鉛筆をおられた、こういった被害を具体的に書くと先生も指導しやすい。
そして三つ目。期限を区切る。いつまでにこういう対応してください、知らせてくださいというのをきっちり言わないと「様子を見ます」で終わる場合もあるということです。こういう三つのポイントが大事だということです。
室井佑月 とにかく親には話してもらいたいなって思う。
井ノ原快彦 子どもはね。
室井佑月 うん。だって、やっぱり最悪のこと考えられたら嫌だもん、死にたくなるとかね。
つるの剛士 言えないんですよ、でも。
有働由美子 そうですよね。
つるの剛士 うん。もう心配かけたくないからね。絶対言えないですよ。
井ノ原快彦 これ、親が学校に乗り込んできた場合に、先ほどもありましたけど、さらにエスカレートするというか「おまえ、親出してきたのかよ」って言われるのがほんっと嫌だったんですよね。
つるの剛士 そう。ばれるのがほんっと嫌だった、周りの子とかに。だから、そこは親としては子どもの日頃の行動とかしっかり見ながら、コミュニケーションとって敏感に察知しなきゃいけないなと思うんですけどね。
中谷文彦アナ 実際ここまでやった場合に、子どもへの影響含めてどうなんでしょう、学校に文書を提出するという方法は?
尾木直樹 これはものすごくいい方法だと思いますね。で、教師側の立場に僕も立ってみたときに、ほんとに気が付かないっていうことあり得ますよね。
でもさっき室井さんがおっしゃったように気が付かなければ、それは教師としてはまずいの。見えますからね、はっきり言って。
でも文章にまとめて、あ、やっぱりそうだったのかって再確認の意味もありますし、それからやっぱりお母さん来られると感情的になるっておっしゃいましたけど、やっぱりそうなんです。「お母さん、落ち着いてよ」って言いたくなるほど興奮しちゃいますから。
文書で書いて、具体的な例が書いてあって「いつまでに」って言われると、自分だけの力ではできないときには学年主任とか、校長、教頭に相談して「こういう問題出てるんだけど、ちょっと応援してください」ってプロジェクトチームつくってタッと動くでしょう。だからとっても的確です。
室井佑月 絶対文書にしておいたほうがいいです。すっとぼけるもん! 学校の先生。ほんとに。
井ノ原快彦 そういうことありました?
室井佑月 ありましたよ。
有働由美子 全てがそういうケースではないでしょうけども。
中谷文彦アナ 文書にすればということで。こうすれば改善は期待できるということですよね。
井ノ原快彦 これ、でもいじめ防止対策推進法っていうのが決まって、具体的にはどうやることが・・・?
中谷文彦アナ こういう相談を受けたら即座に調査しなければいけないという・・・。
井ノ原快彦 それ学校の先生が?
中谷文彦アナ 学校が素早く。
井ノ原快彦 そういう指導されているっていうこと?
中谷文彦アナ 施行されたばかりなので、そういうふうにしていこうという動きに今なっているということで。
井ノ原快彦 でもこれは「学校がこういうふうにしたらですですか」ってアドバイスしてくれるということなんですか?
有働由美子 これ(文書)を出した場合に?
井ノ原快彦 学校が「じゃあ、もう文書にまとめてください」っていうふうに。
中谷文彦アナ いや、学校からそういうアドバイスをしてくださいっていうことはないですね。
とにかくいじめの報告を受けたら素早く調査に入ると。
井ノ原快彦 調査しないと駄目ですよっていうことなの?
中谷文彦アナ 駄目ですよと。
井ノ原快彦 ああ、そうなの。
中谷文彦アナ ただ、最近のいじめは分かりにくいということや、非常に凶悪な場合もあるんですね。そうした中で最終手段として探偵に頼るというケースも出てきています。
おすすめ
(5)「いじめ探偵」 あさイチ いじめ 誰が子どもを守れるのか
(6)「探偵に頼むことの是非」 あさイチ いじめ 誰が子どもを守れるのか
(7)「いじめ防止対策推進法の弊害?」 あさイチ いじめ 誰が子どもを守れるのか
(8)「家庭でのしつけ」 あさイチ いじめ 誰が子どもを守れるのか
(9)「加害者への憎しみから」 あさイチ いじめ 誰が子どもを守れるのか
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿