犯罪を未然に防ぐためには大人には何ができるのか
犯罪社会学の専門家で子どもへの防犯教育アドバイザーを務める
小宮信夫先生(立正大学教授)に聞くと・・・
小宮信夫 大人が(子どもの)全ての場所、全ての時間をカバーすることはもう絶対に不可能です。必ず子どもだけの時間、子どもだけの場所ができます。そこはどうするかっていうと、子どもは自分自身の力で自分の身を守るしかないですよね。そのための力を付ける、そのための力を子どもたちから引き出すような取り組みを、やっぱり大人がやるべきことですよね。
そう、ここが今回のエデュカチオ・ポイント!
エデュカチオとは、「教育」を意味するラテン語
「力を引き出す」という意味もあるという
今回は子どもの判断力をエデュカチオ!!(引き出す)
そもそも犯罪が起こるのは
「犯罪者」と「環境」の二つの条件が揃ったとき
そこで、まず犯罪者となり得る不審者を見分ける方法を身につけよう
まず、この4人の中で怪しいと感じる人は誰か街で聞いてみた
(4人のイラスト サラリーマン風の男性、
親しげに手を振る男性、
帽子にサングラスで全身黒ずくめの男性、
ハンドバッグを持った女性)
(黒ずくめの男性を選んだ人たち)
「なんか一番怪しい感じがしたので」
「車に乗らせようとしてるみたい」
「不審者って、よく帽子や眼鏡をかけている人が多いから」
「避難訓練とかのときに、よくこういう服装の人が出てくる」
(サラリーマン風の男性を選んだ人)
「危ないお話にさり気なく引き込みそうな感じがして」
結果、黒ずくめでサングラスの男性を怪しいと思う人が圧倒的に多かった
しかし、こんなデータが
被害に遭った子供で犯人の見た目に違和感を感じなかったのは・・・
低学年で77パーセント
高学年で49パーセント
つまり、人を見た目で判断するのは危険!
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