2013年10月1日火曜日

(3)防犯ブザー エデュカチオ! 親子で学ぼう危険から身を守る力


防犯ブザーも使い方次第で十分に威力を発揮する


重要なポイントが付ける場所

肩ベルトに付けている場合と、横にぶら下げている場合、

実はこの二つには緊急時にこんな差が出る


「じゃあ鳴らしまーす」

(子どもが防犯ブザーを鳴らす)


鳴らし始めるのにおよそ1秒の差が出た



さらに・・・


「止めます!」

(横にぶら下げている子どもはランドセルを下ろして防犯ブザーを止める)



止めるのにもかなりの差が!


実はこれが子どもの心理に大きく影響するというのだ


ブザーの音が簡単に止められないと分かっていると

そもそもブザーを鳴らすことをためらってしまう子がいるという


すぐに鳴らせて、すぐに止められる位置につけておくことが大切


さらにこちらは最新型防犯ブザー付き携帯電話

なんと防犯ブザーを鳴らすと警備会社に信号が届く


親がすぐに動けない場合は

GPS機能を使って警備会社のスタッフに現場に駆けつけてもらうことも可能だ



でも、もし防犯ブザーがなかったら・・・



諦めてはいけない!

子どもが持っている最大の武器、それは・・・



「助けてー!!!」


自分の声だ



ほとんどの子どもは能力的に100デシベル以上の声が出せるという


そう、この100デシベルというのは、まさに防犯ブザー以上の音の大きさ

いざとなったら、大声も強力なブザーなのだ!


さらにこんなグッズも登場

一見、何の変哲もないランドセルに見えるが・・・


(ランドセルの上に手をかけるとカバーが外れる)


カバーをはがすと防犯ブザーが鳴ると同時に、

中から「110番してください!」の文字が!


つかまりやすいランドセルに手をかけられても

相手をひるませることができます


走って逃げ得る場合はランドセルを捨てて逃げるのも効果的


実はランドセルを捨てて逃げることで

10秒間でおよそ3メートル遠くまで走れたというデータがある


この一つの行動が大きな差を生むのだ



道具を持つだけで安心するのではなく

実際に練習をして備えておこう!




東山紀之 鬼ごっことかやってたから、こういう経験はあります。必死になって逃げるというトレーニングが自然と身についてましたね。ただ、その行為もいざというときできるのかどうかは、トレーニング次第だなと思います。

尾木直樹 そうですよね。しかもランドセルっていうのはものすごく大事なものだっていうふうに刷り込まれていたでしょう。

東山紀之 うちの親だったら「いくらするんだ!」みたいなこと絶対言われる。

尾木直樹 値段できますか。

東山紀之 値段できます。お金のこと言われたらぐうの音も出ない。

尾木直樹 僕なんか、ランドセルの中にテストの点の悪いのが入ってたら、見つかったらどうしようと思って捨てられないわ(笑)

東山紀之 そういうのを含めて、捨てるのはなかなか勇気がいりますよね。

尾木直樹 そう、やっぱり体験はどんどんやらせないとね。体験の量で決まると思いますよ、これはね。

東山紀之 内向的な子どもたちだと声出しづらいとかありますしね。

尾木直樹 やっぱりね、これは学校でやってほしいですね。そこら辺が学校によってはやってくれないとこもあるじゃない? そういうときは遠慮なく「先生、家ではやりにくいから学校でやってもらえると有り難いんだけど、どうかしら」って。クレームを付けるんじゃなくて、お願いしてみるのもすごくいいと思う。特にブザーなんて大きな音がするのはね、学校でやってほしいですよね。


 
 
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