2013年10月11日金曜日
(1)あさイチ いじめ 誰が子どもを守れるのか
子どもの心も体も傷付ける”いじめ”
いじめによってわが子を奪われた親の悲しみは
消えることなく刻み込まれます
「本当に心が痛みます。そりゃ、加害者は今でも憎いです。」
これまであさイチで放送したいじめの特集には
5000通近い反響がありました
中でも多いのはいじめが起きたときに
学校や教師がとる対応への不満の声です
現場の教師からも
いじめ問題への認識の甘さを指摘する声がありました
中学校教師 (いじめの訴えに)動きたくないとか動く必要がないと感じる人もいるんだと思います。
いじめられた側も悪いという認識が(教師に)少しあるんですね。
こうした中いじめに対する新たな手段が生まれました
私立探偵による調査です
現代社会に現れたいじめ探偵
いじめ問題は今ここまで来ています
今年7月には本も出版され
1日に数十件の相談が寄せられることもあるといいます
隠しカメラや尾行など探偵ならではの技術を使って
いじめが行われた証拠を集めます
私立探偵 いじめた子のほうは絶対いじめてないと言いはるし、もう証拠をとるしかないっていうところまで追い詰められてる状態なんですね。
もし子どもがいじめられていたら、あなたは探偵を使いますか
街頭インタビュー
「そのぐらいしてでも、子どもを守るため、証拠集めね・・・うん、するかもしれない」
「それやっちゃったらもう、ギスギスした世の中にどんどんなってっちゃうんじゃない?」
「自分はしません。でも、する母親の気持ちは分かります」
深刻な状態が続くいじめ
誰がどうすれば子どもたちを守ることができるのか
本音で語り合います
つるの剛士 探偵。
井ノ原快彦 ちょっとびっくりしますよね。
つるの剛士 びっくりしましたけど、こういう現状なんですね。
これ始まっちゃったら子どもたちの信頼関係とかも、もしばれたとき・・・。
井ノ原快彦 一体どういう感じで学校に入っていってるのか、その探偵の方がっていうのも気になりますそけど。きょうやるのはそこまでしないと大変だよっていう・・・。
中谷文彦アナ そうですね。そういう例もご紹介していこうと思います。いろんな議論をしていきたいと思うんですけど、まずいじめについてなんですが、最近その対応が大きく変わったんですよね。
先月末、いじめ対策防止対策推進法が施行されました。
学校がいじめに対して迅速に対応することが義務付けられたということになるんです。
社会全体で、そういういじめをなくそうという動きがある中で、実はあさイチのアンケートで若い世代、子どもたちからこんな声が届いてるんです。
「いじめは大人社会でも起こっていることなのに、子供にいじめは駄目と言っても説得力はない。
だからいつまでもいじめがなくなるわけない」
「親が関わってくると余計ひどくなります。最低限子どもを全力で慰める、もしくはそっとしておくだけにしてください。」
こういった声もあるんですね。子どもからもある意味こうした不信がある中で、あえてきょうは、つるのさんも、室井さんも、私も親ですから、親はどうやっていじめから子どもを守るのか、そして誰がどうすればいいのかというところを見ていこうと思います。
有働由美子 たくさんファックスもいただいてるんですが、きょうはいじめからどうすれば子どもを守れるのか、具体的にどうすればいいのかということを皆さんに考えていただいてご意見お寄せいただければと思います。
この後VTRに出てくるんですが、いじめの解決を学校にどこまで求めるのか。今現在対象になっている方がいらっしゃるとしたら学校や先生にどうしてほしいのか、どうあってほしいのか、そのためにはどうすればいいのかというアイデアも含めてお寄せいただければと思います。
逆に先生側からも親に対してこうしてほしいということもあるかも分かりませんし、それからこういうふうに対処してうまくいったという体験された方がいらっしゃいましたら、ぜひお寄せいただければと思います。
既に探偵や警察が介入することへの是非については頂いております。これは事前に頂いたものですけれども
「外ですれば間違いなく犯罪になることが学校内では罪にならずに周りも見て見ぬふりをしてしまう、そんな場所になってしまっていることが問題。一度でもたたけば傷害罪、盗めば窃盗罪、脅せば恐喝であることを認識し、すぐ警察沙汰にすればいい。それだけでいじめられっ子や先生も楽になると元生徒、元教師、そして今、保護者の立場からそう思う」
それから青森県の方
「やはり仇討ち的発想である意味いじめになる。自分の子どもを守るためにしたことが人を疑うことや被害を受けたら相手の落ち度をどんな手段でも追求してもいいのだという考え方を子どもに示すことになる」
そういうご意見も頂いてます。
とにかく皆さまからのさまざまなご意見を募集したいと思います。
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