2013年10月1日火曜日
(1)いかのおすし エデュカチオ! 親子で学ぼう危険から身を守る力
きょうのテーマは『防犯』
早速街で聞いてみると・・・
「後ろから付いてきたり・・・」
「電車の中とかで(怪しい人を)よく見ます。手袋もして。何となーく怖かったんで逃げました」
「自分の持ってるあめを差し出してなめない? みたいな感じに言われて・・・」
「3分だけだからちょっとこっちに来ない? って言われた。あ、これは駄目だなと思って逃げました」
今、子どもたちが危ない目に合っている
子どもの犯罪件数は、近年緩やかな減少傾向にあるものの、
いまだに20万件を超える被害が報告されている
実際に5人に1人以上の子どもが犯罪、またはその前兆行為に遭遇しているという
今や保護者の心配は病気や交通事故への不安を超えて
犯罪被害がトップとなっている
保護者の心配
犯罪被害 60.4パーセント
交通事故 48.3パーセント
病気 36.3パーセント
(科学警察研究所 犯罪予防研究室 2008)
その不安を解消するために何ができるのか?
キーワードは「距離」「場所」
子どもを守るために親子で考える30分!
東山紀之 20万件もあるんですね。
尾木直樹 びっくりしますよね。こんなにあると僕も思わなかった。
東山紀之 20万件。これほどだとは思わなかったですね。
最近起きた小中学生への犯罪
6/28 小1男子3人(東京) 下校中に刃物で切りつけられる
7/14 小5女子(茨城) 路上で顔を殴られ意識不明
8/25 中3女子(三重) 花火の帰りに殺害される
8/31 中3男子(新潟) 店内で太ももを刺される
9/3 中2女子(千葉) 登校中に髪を切られる
尾木直樹 大人が子どもを狙っているわけですよ。だから子どもは絶対的に弱いに決まっているわけ、大人に比べて。
どれ見ても加害側が100パーセントどころか200パーセント悪いんですよ。これ大前提にして防犯のこと考えないと。
東山紀之 どうしてこういう犯罪が増えてきたんでしょう。
尾木直樹 世界全体で捉えたときに、不安定な気持ちになる大人とか、すごい差別感を感じている大人とか、格差の広がってくる社会の中では社会的な弱者としての大人もいるわけでしょう。その人が、より弱い子どもという社会的弱者を襲ってしまう。構造として生まれるんですよ。
東山紀之 じゃ、この構造自体を少し考え直す必要があるということですよね。
尾木直樹 超大きな背景で言えば、そこら辺にもやっぱり目を向けていかないと、根本的に安心できる社会っていうのは難しいわね。
さらに尾木ママには親子の防犯意識について気になることが・・・
尾木直樹 今、SNSがものすごく発達して「今、これから帰るからねー」「帰っておいで」とか、瞬時にしてつながってますよね。それが錯覚になっちゃって、真っ暗なところでもなんか家族が見てくれてるみたいな気持ちになってしまうと・・・。
東山紀之 これがあれば大丈夫みたいになってしまいますもんね。
尾木直樹 そう。そこの錯覚が生まれてるんじゃないかなという。ちょっと心配しますよね。
では、現在取られている子どもへの防犯対策、実際はどうなの?
まず最初は「いかのおすし」
東山さん、いかのおすしってなんのことか分かりますか?
東山紀之 いかのおすし? ヒラメのお寿司のほうが好きだからな。
尾木直樹 (笑)
東山紀之 そういう問題じゃないんだ。「いか」になんか「の」をなんかするっていうことなのかな?
実は、これ子どもが自分で身を守れるようにと
東京都教育庁と警視庁が考えた標語
「いか」ない
「の」らない
「お」おきな声を出す
「す」ぐ逃げる
「し」らせる
というものだ
街で聞いてみると・・・
「知ってます。えっとなんだっけ?」
「なんだっけ、何かの・・・防災かなんかのじゃない?」
「かけない、乗らない、押さない、座らない(笑)」
答えられたのは50人中、何とたったの1人!
せっかくの標語もこれではねえ・・・
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