宮崎 畜生、賽の河原の石を積んでるような感じだね。うーん、違うね、これは。(綴じた絵コンテをパラパラめくりながら)
作業量は以前の5分の1に減ったという
衰えを感じない日はない
だが自らにむち打って机にかじりつく
口をついて出る言葉はいつも同じだった
宮崎 面倒くさいなあ。誠に面倒くさいよね。あー、面倒くさい。面倒くさいぞー。
面倒くさいっていう自分の気持ちとの闘いなんだよ(笑) 何が面倒くさいって、究極に面倒くさいよね。「面倒くさかったらやめれば?」っていったら「うるせえなっ」って、そういうことになる。
世の中の大事なことって、大抵面倒くさいんだよ。面倒くさくないところで生きてると、面倒くさいのがうらやましいなと思うんです。
この面倒くさい日常からも押し流された人たちがいる
宮崎さんは日々を、その仕事を慈しむかのように映画作りに打ち込んでいった
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