ボクらの時代 壇蜜×小島慶子×ミッツ・マングローブ(1)「お刺身」

壇蜜×小島慶子×ミッツ・マングローブ

2013.12.29





壇蜜　冬なのに、お花いっぱい咲いてますね。

小島慶子　本当よ。お花いっぱいよ。

壇蜜　さて。今日、今年最後の放送ですって。年内最後がこの3人(笑)

ミッツ　本当ね～。

小島慶子　朝から大丈夫だったのかしら。





小島慶子　早いけど長かった1年って感じ？

壇蜜　早かったですね。いろんな人と会って時間が早く過ぎて、気づけばもうこんな具合に。

ミッツ　(笑)枯れていきそうなんだけど、なんか。

小島慶子　1年間出しきって？

ミッツ　最初っからそうだったもん。最初会ったときもね？

小島慶子　どこで会ったの？

ミッツ　某局の日曜日の朝の・・・。

壇蜜　『SデーJポン』です。

小島慶子　(笑)

ミッツ　覚えてる、あれ。楽屋にあいさつに来てくださってね。

壇蜜　そのころに、もうワサビのチューブで言うと8割方使っちゃってた感じでしたね。






小島慶子　今年の頭か、(壇蜜さんと)ご一緒して。

壇蜜　はい。

小島慶子　さんまさんと木村さんの。

壇蜜　女子がいっぱい集まって、木村拓哉さんとさんまさんを囲んでトークするっていう。

小島慶子　そこで、あれ、ロングブルーのドレスかなんかでしたっけ？

壇蜜　2980円の。上野広小路で買ったんです。当時はまだ衣装自前だったんです。

小島慶子　そうなんだ。今は？

壇蜜　今はスタイリストさんという横文字の方が付いてくれてます。

小島慶子　すてきじゃないですかー。

ミッツ　いつから？

壇蜜　移籍してからです。

ミッツ　そうなんだ。

壇蜜　前持ってた服をどんどん捨てて、今、洋服ダンスにほとんど服がない状態。

小島慶子　何で？

壇蜜　持ってる物をどんどん捨てちゃう癖があるんですよ。だから「もうこれは使わない」「じゃあ捨てる」ってなって、それで心の均衡を図ってる節があるので。

小島慶子　でも「私も頑張ってるし、なんか高いバッグ1個でも買ってみる？バーキン買ってみる？」　とか、そういうのなかったの？

壇蜜　確かに高い物ってデザインもすてきじゃないですか。高いっていうステータスもありますし、かっこよく見えちゃうんですけど、すぐ出てくるのが「どこに持ってくの？(笑)」　っていう。

小島慶子　本当？

ミッツ　身の周りにいろんな物を置き過ぎると不安にならない？　逆に。

壇蜜　逆に不安になっちゃいますね。

小島慶子　なんかね、ある女性雑誌で30代40代の女性が仕事で頑張って自分にあげたいご褒美みたいなのって、いまだにバーキンとか・・・。

ミッツ　その実感が大事な人とそうじゃない人って分かれると思うのよ。そういう物で身の周りを固めていって、やってきたこととか今いる場所っていうのを確認する、実感するっていうのと、それがあると、とたんにぶち壊したくなるタイプと。

壇蜜　「こんな物を持っている自分は、これを持つに値しないのに」って。

小島慶子　不安になっちゃうの？

壇蜜　バーキンとやらが、かわいそうになってくるんですよ。

ミッツ　「ごめんなさ～い」みたいな。

小島慶子　ええ～ミッツさんもそう？

ミッツ　もそうだし、家に花とかあると大変に不安になってしまう。

小島慶子　あ、だから今日も「なんか落ち着かない」って言ってたの、これ？(部屋の中にも窓の外にもたくさん花がある)

ミッツ　うん。

小島慶子　何で落ち着かないの？

壇蜜　花・日差しとかですよ。大丈夫ですか。

ミッツ　花・日差し・・・。あ、でも、日差しはだいぶ慣れた。

小島慶子　花、何で駄目なの？

ミッツ　生きてるからだと思う.

小島慶子　・・・。

壇蜜　花、生きてますね。

ミッツ　うん。

小島慶子　生き物だから？

ミッツ　うん。生き物と対峙する責任感、私ない。

小島慶子　うわー！　切り花であっても？

ミッツ　うん。

壇蜜　これでなんかね、五重塔みたいなサンドイッチセット出された日にはね。

ミッツ　(笑)　サンドイッチは食えばいいやって。私，食えるもんに関しては全然負ける気しないよね。食ってやれー！　っていうのがあるから(笑)

小島慶子　ぜいたくしようっていったら何するの？

壇蜜　お刺身買います．

小島慶子　お刺身？

壇蜜　はい。一人暮らしで生の魚を食べるっていうのは、私，最大のステータスだと思ってます．

ミッツ　それ、やりたい、私も～！　今、すっごい目からうろこだった．やったことないんだけど。どこに行くとお刺身って買えるの？

壇蜜　お刺身はスーパーで6時を過ぎると安くなるっていうイベントがあります。

ミッツ　スーパーのお刺身はいいお刺身なの？

壇蜜　いいお刺身が多いです。高く感じるんです，他の物品よりも。それでお刺身って一番足が早そうだし、すぐ食べなきゃいけないものだし、だからそれをすっと買える自分っていうのは・・・。

小島慶子　確かにぜいたくよね。

壇蜜　はい。

小島慶子　しかもそれをプロの手でなく、自分ちのどんなに研いでみたところで、せいぜい文化包丁ぐらいの刃物で切って・・・。

ミッツ　え？　切らなきゃいけないの、自分で？

小島慶子　それも含めてぜいたく。

ミッツ　じゃあいい。

小島慶子　何なのよ！

壇蜜　切ったのもありますよ。

ミッツ　たっかい物を発泡スチロールのパックのまんま食べるの。一人暮らしってそんなもんよ．

壇蜜　皿に開けるのは殿方が来たときだけですよ．

ミッツ　本当にそう。

壇蜜　洗い物をしてる自分を、増やすことを受け入れてるのは駄目ですよね、一人だからこそ。

ミッツ　そうなの．


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