2013年9月8日日曜日

江川達也「規制は教育放棄」子どものため? どう考える過激な表現(7)週刊ニュース深読み

出演 
佐々木輝美(国際基督教大学教授)
江川達也(漫画家)
江川紹子(ジャーナリスト)
カンニング竹山
RIKACO


江川紹子 まさに、その状況にもよるし、多分年齢にもよるし、それから親の価値観にもよると思うんですよね。
 だけど、何もかも、例えば戦争だとか、あるいは昔話なんかをマイルドにしていく、甘口仕上げにしていくっていう、そういうのってどうなのかなあって思いますね。やっぱり、嫌だなあとか、残酷だなあって思っても、そういうものもあって、だからこそ、そうならないようにしようって、それぞれみんな考えるじゃないですか。あるいは、その親が「これは怖いよ」って言ったときになんかフォローしてあげるとか、そういうふうにすれば。結構子どもって耐性あるんじゃないですかね。

江川達也 そうそうそう。だからね、要はこれ、規制じゃないですか。

小野アナ はい。

江川達也 規制して見せないようにするっていうのは、完全なる教育放棄だと思いますよ。

小野アナ、佐々木 うーん。

江川紹子 ああー。

江川達也 やっぱり現実っていうのはあるわけで、実際世の中には今戦争もあるわけじゃないですか、中東で行われていることって。それさえも見せないようにする、何もかも見せないようにするっていうのは完全に教育・・・教育って、自分で知って、自分で解決するっていう能力を付けさせることだから、その能力がどんどん低下するわけで、僕自身は見せていい、規制してはいけないと思います。

小野アナ 自由に見せていい?

江川達也 見せて、それをどう捉えるかっていうことを話しあうことのほうが大事だと思うんです。

江川紹子 規制ってね、親がやる規制なのか、あるいは国がやる規制なのかって、随分違うと思うんですね。

江川達也 ただ、親もやらなくていいと思うんですね。

江川紹子 うーん。どう・・・。

佐々木 いやいや、それはやらなきゃいけないでしょう。

(一同笑い)


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