2013年8月18日日曜日

「風立ちぬ」公開記念特別番組 宮崎駿が今伝えること 文字起こし



先日放送された番組の中で

宮崎駿さんと庵野秀明さんのインタビューが少しあったので

今回はその様子を文字起こししてみました

全てではなく、印象的だったところだけですが



まずは宮崎さんのインタビューから


主人公・二郎の声優に庵野秀明を選んだ決め手は?

やっぱりね、庵野の最大の特徴は

ものすごく正直に生きているってことなんですよ

ズタズタになって生きてるんですよ、いろんなもん担いでね

だから彼も言ってましたけど、役を作ろうと思わないでやっていたって

それでちょうど良かったんです

で、庵野がやってくれるって言ったときも驚いたけど、

でも庵野しかいないと思ったのも確かです



なぜ今あの時代の日本を描いたのか?

また同じ時代がきたからですよ まさに同じ時代だと思いますよ

みんな「不安だ」「不安だ」っていうのをはやりのように言ってるけど、

そんな不安なんてのはね、僕は20世紀にさんざん思ってナウシカ作ったりなんかしたんだから

今更そんなこと言う気ないですよ

こうなると思って作ってきたんだから

だから今必要なのは、世界はどこに行くのかって、もっと大きな視野だと思いますよね

だから、その時期に、だから「風立ちぬ」なのか何なのか分からないけど、

でも力を尽くして生きろっていう・・・




庵野さんのインタビュー


「風立ちぬ」の感想は?

まあ、アニメーションていうのは

基本的に子どもが見るものだっていうのが

宮さんの中に確固たるものとしてあったと思うんですよ

で、今回は始めて子どもも見てもいいけど、子どもをターゲットにしてないんですよね

宮崎さんのこれまでの思いっていうのが割と原液のまま所々出てると思うんですね、

それがいいかなあと


宮さん、いつもわざと薄めたり、別のもの混ぜて違うものに変えたりするんですけど

自分がそのまま出るのが恥ずかしいから

でも、今回あんまりそれやってないですよね

自分の恥ずかしいものチョチョッと出してる、ほんのちょっとですけど

もっと出せと思いますけど


これはもう、僕が出ているからとかそういうのでなく

全ての日本人に見てほしいと思う映画になっていると思います




ふーむ、正直な庵野さんに見てほしいって言われると

見たほうがいいかしらって思ってきちゃったぞ







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