金曜プレステージ・池上彰緊急スペシャル!
池上彰と日本国憲法を考えよう
憲法に対する考え方は人によってさまざまですよね
先日の放送で
過去の自民党首相、宮沢喜一、
安倍晋三首相の祖父である岸信介さんの
憲法に対する考え方をチラっとやっていたので
その部分だけ文字起こししてみました
1946年11月3日に公布された日本国憲法
しかし、その後憲法の草案をアメリカがつくっていたということがだんだん分かり
これは押し付け憲法だ、日本で独自のものを作りたいという動きが出てきた
そして1955年、自民党が結成、
自主憲法制定を党是(党としての基本的な方針)の一つに掲げる
しかし、実際には党の中でも
憲法改正に熱心な人、そうでもない人、このままでいいと考える人がいた
スタジオゲストのラフルアー宮澤エマの祖父、
宮沢喜一第78代内閣総理大臣は
いつも日本国憲法を持ち歩いていた
ラフルアー宮澤エマ 「解釈はできる限りし続けたほうがいいっていうアイデアがある」ってことは祖父と話してました。
池上彰 要するに憲法をわざわざ変えないで、今の憲法をいろいろ解釈することによってできるところまでやるべきだってことを言ってたってことですね。
ラフルアー宮澤エマ そうですね。
池上彰 ちなみにその会話、英語でしたか、日本語でしたか。
ラフルアー宮澤エマ 私と祖父は日本語でなるべく会話してはいたんですけど、でも政治の話になると結構英語だったり日本語だったり・・・。
池上彰 自民党の総理大臣にもいろんなタイプの人がいたってことなんですが、特に憲法改正に情熱を燃やし続けた人物がこの人です。岸信介首相(安倍晋三首相の祖父)、憲法改正論者として日本独自の憲法をと目指した人物です。こんな映像が残ってます。
1981年 第12回自主憲法制定国民大会
岸信介 憲法に触れることは、憲法改正の論議をすることはいろんな方面から・・・たたかれるというような、私は非常に事なかれ主義の政治家が多いために、ついに今日に至っておると私は思うのであります。皆さんの力によって一つ、憲法を改正しよう!
池上彰 はい、このように岸さんは憲法改正に積極的な人物だったわけですね。
自主憲法制定国民大会というものが行われているんですね
検索してみたら今年の5月3日の憲法記念日に
第44回新しい憲法を作る国民大会が開かれた様子が映像でも見られるようです
昭和57年、第13回大会で会長だった岸信介元首相があいさつされたものも
文字で読むことができました
一方、宮沢喜一さんのほうは
「憲法大論争 改憲vs.護憲 」という本を出されています
中曽根康弘さんとの対談形式のようです
こちらで部分的に読むことができます
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