2013年7月23日火曜日

「政教分離には反しません」 佐々木さやかVS池上彰の参院選ライブ 文字起こし



スタジオ

池上 今回の参院選ライブですねえ、それぞれの候補を支持する支持団体に注目して番組を進めているんですが、強力な支持団体の一つに宗教団体があります。
 さあ、こちらをご覧ください。それぞれの団体、神社本庁、創価学会、幸福の科学、立正佼成会、霊友会、真如苑と、こうあるわけですが、交渉信者数を見てください、中には信者の数、人ではなくて世帯出だしているところもありますが、これを全部合わせると日本の人口をはるかに上回るんですね。

峰 あら、どういうことですか、それは。

池上 文化庁がこれをまとめているんですが、それぞれの宗教団体からの報告をそのまま集計している「言い値のようなものですね」と担当者の方は話されていたということなんですが。

峰 (笑)言い値?

池上 とりわけ、選挙戦で大きな力を発揮するのは公明党の支持団体である創価学会ですね。今回、注目を集めた候補者がいます。

大浜アナ はい、こちらなんですけれども、公明党、神奈川選挙区の佐々木さやかさんですね。
(履歴書のフリップ)
「いずれ公明党の女性代表に」
「欠点がないことが欠点」

池上 はい、佐々木さやかさん、創価大学を出て、創価大学法科大学院の1期生、司法試験に合格ということで、弁護士でいらっしゃいます。

宮崎 まあー。

相内アナ さあ、そんな佐々木さやかさんのVTR見ていきましょう。


VTR

ナレーター 公明党のエリート、佐々木さやか候補。佐々木候補の母校、創価大学、創立者は創価学会の池田大作名誉会長です。学生はおよそ8000人、そのうち2割は創価学会の会員ではないそうです。留学生の受け入れや国際交流に力を入れています。
 大学時代の恩師に佐々木候補の人柄について聞いてみた。

創価大学・法学部 花見常幸教授
 すごい情熱的なところもね、芯の強さっていうのかな、そういうのもあって。
 政治家になるっていうのはね、大変な決意、決断だと思います。

ナレーター そんな佐々木候補を支えるのは公明党の支持団体、創価学会です。支持者の皆さんは一人一人が友人や知人の票集めに奔走します。これを友だち、Friendの頭文字を取りF票と呼びます。

女性A わが家で150です。

年配女性B 目標としたら自分の年の倍。だから、70歳だから最低150以上って。

年配女性C 選挙やると功徳が出る。



スタジオ 

宮崎 そうなんだあ。

池上 佐々木さ~ん。

佐々木 はい。

池上 当選確実おめでとうございます。

佐々木 ありがとうございます。

池上 先ほどですね、佐々木さんの応援してるインタビューの中で「功徳を積む」っていう言い方がありました。功徳っていうのは仏教用語ですよね、つまり、佐々木さんを、あるいは公明党を応援することが創価学会の人にとっての宗教活動といいますか、功徳を積むことになるんですか。

佐々木 創価学会の皆さまには、今回の選挙では本当に、新人の私を大応援をしていただきまして、本当に心から感謝の思いでいっぱいでございます。支持団体の創価学会の中の選挙活動の方針ですとか、そうしたことについては私のほうからは申し上げる立場にはございませんので、本当に心から感謝の思いでいっぱいでございます。

池上 あ、なるほど、なるほど。つまり創価学会の人が「功徳を積む」という言い方をしてるけれども、公明党の立場としてはそれにコメントすることはないと、こういうお考え、お立場なんでしょうか。

佐々木 そうですね。ま、支持団体の皆さまの中の運営方針ですので、私としては申し上げる立場にはないと思います。

池上 分かりました。佐々木さん、創価大学のご卒業ですよね、ご本人も創価学会員なんですか。

佐々木 そうです。

池上 なるほど、ということはつまり、創価学会が応援してくれてる、自分の仲間が応援してきてくれてるっていうことですよねえ?

佐々木 あの、私も創価学会の一員ですので、創価学会の支持団体のメンバーの皆さまは、ま、同じ宗教団体に所属をしていると、ま、そういう意味では、あのー、まあ仲間といいますか、つながりがあるというふうには思っております。

池上 分かりました。ま、弁護士でいらっしゃいますから法律に詳しいと思うんですが、視聴者の方からの質問がありましてねえ、その中で公明党と創価学会の関係、政教分離の憲法の原則に違反しないのかどうかという質問がありました。これにはどのようにお答えになりますか。

佐々木 政教分離といいますのは政府ですとか、国が、例えば個人の宗教を制限をしたりとか、押し付けをしたりとか、宗教に介入をすると、それを禁止をしている原則でございます。ま、ですから、創価学会の皆さんが公明党を支援をしてくださると、ま、それは通常の支援と同じものでありまして、政教分離には反しません。

池上 はい、分かりました。



最後の質問の答えは
教科書を暗記して話しているような調子でしたね。
「政教分離には反しません」のところは
よし、最後までちゃんと言えたぞー!て感じでした。

まだ32歳とお若く、新人なのですが
声も前に出ていなくて
自分の意見に自信がないように見えてしまいますよね。
ハラハラして、頑張れーと思ってしまいました。

池上彰さんの番組には出たくない
という政治家の方もいると思いますが
(実際、丸川珠代さんは約束していたのに出演されなかったし)
出演しただけ、偉いかもしんない。

「欠点がないことが欠点」というのもすごい。



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