2014年2月10日月曜日

佐村河内守ゴーストライター問題 コメント集

吉田たかよし
「もし障害者ということを偽装したのであれば、これは大問題」(2014/02/09クギズケ!)


井上公造
「見抜けといってもなかなか難しい話.
被害者いっぱいいる.その中でも一番被害が大きかったなと思うのは高橋大輔選手。なんでオリンピック前に告白したのか、いろいろ論議を呼んでいる.今さら曲を変えられないし、オリンピックは4年に一度。そのために練習してきたことを考えると,僕は彼の演技が終わってからにしてほしかったなとは思う.精神的に余計に負担がかかる」(2014/02/09クギズケ!)


藤谷英志
「NHKはこの問題が発覚した5日に全国ニュースで謝罪した。かなりその責任は重く受け止めているようだ。」

「僕はちょっと(井上公造さんとは)違う見方。
これは詐欺罪にあたる可能性が高い。彼が被曝2世で絶対音感だけを頼って、しかも交響曲というものすごい音楽を作ったということで売れている。こうしている間にもCDは売れるし、本も売れる、コンサートのチケットも売れる、高橋選手が万が一メダルを取ったら、ますます売れる。ということは詐欺の被害者が増えていくことになるので、オリンピックとは全く切り離して、悪いことはなるべく1日でも早く告白すべき。
僕は新垣さんがこの場でやったということはとてもいいことだと思う。佐村河内さんだけでなく新垣さんも捕まる可能性がある.それを承知で告発した。彼がやったことは正しかったと思う.」(2014/02/09クギズケ!)


木村太郎
「新垣さんが私は共犯者ですと言ったでしょう。僕はもう1人共犯者がいると思う、(それは)マスコミ。これを本物に仕立てた。(マスコミは)いい話にしたい.こういうとこにどんどん虚像が入り込んできてしまった。マスコミに隙があり過ぎた。何で見抜けなかったんだろう。」

「僕は音楽の専門家ではないので分からないが,野口さんという指揮者・音楽評論家が,これは『HIROSIMA』というのは壮大なものじゃなくて四畳半の音楽だと言っていた。」

「こういういい話は最初はとにかく疑ってかからないと、これからどうも危ない。本当のことを探しだすのが僕らマスコミの仕事.」(2014/02/09ミスターサンデー)



高橋大輔
「正直びっくりしかしてないんですけど,でもまあ、曲を選んだ理由は、背景とかそういうのを全く知らずにこの曲がいいと思って選んだので、つくった人が誰であろうと、どういうかたちであろうと、曲っていうものは素晴らしいと思うので、その素晴らしい曲をこの場で表現することだけを考えてやっていきたいと思いますし、早くいろいろ解決してくれたらうれしいなと思います.」(2014/02/09ソチ)


梅沢富美男
「障害ある人をだましたっていうことが僕は一番許せないと思う.
能力がなかったらなかったで人に頼るっていうことはあるんでしょうけど,それだけは許せないなあ。」(2014/02/10ミヤネ屋)



宮根誠司
「佐村河内さんは今いろんなこと言われっぱなしの状況。何か言いたいことがあるなら、記者会見などして反論するべきだと思う。佐村河内さんが書いたとされる音楽で元気・希望をもらったという方がたくさんいる.ゴーストライターが書いたという部分にショックを受けた方も多い。」(2014/02/10ミヤネ屋)



井上公造
「体が不自由で本当に困っている方もたくさんいらっしゃる。変な誤解も含めて僕はきっちり解くべきだと思う。」(2014/02/10ミヤネ屋)



なかにし礼
「耳が聞こえない人が作曲するというのは大変なこと。ベートーヴェンは晩年になって耳が聞こえなくなったかもしれないが、こういうことは本来あまり起きない。ですから最初から疑ってかかっても、ちっともおかしくない.
科学的な検査などをもっとやった上で、音楽が素晴らしいかどうかという話にならないと。本当に聴覚障害かどうかという話にすり替わってしまっているので、そこが非常に残念。全然文化のにおいがしない.」

「出来不出来はともかく、作品を生むということはこの世に新しいものが生まれるということ。これは実は、人間の誕生と一緒で非常に神聖なこと。その神聖なことをこのような偽りで世に出していく、その精神が芸術から程遠い。人間の生命にも反する.倫理・芸術性・一般的な世の中を裏切ったという、いろんな意味でこの人の犯した罪は大変大きい。作品の良し悪しとは関係ない。たとえいい作品であったとしても無価値。なぜならこういう過程で生まれたから。」

(ゴーストライターについては?)
「ゴーストライターも違う。ゴーストライターは自分の作品を全人生を賭けて表現するからその作品は彼の作品になる。自分はテクニックだけを提供して他の人の名前で発表し、そういったいかがわしい背景があり、違うタイトルのものに『HIROSIMA』というもっともらしいタイトルを付けた。いちいち詐術。
ですから、これは世の中に対して大いに謝らなければならないことだし、僕から言わせれば芸術に対する冒涜でもあり、厳罰だ。」(2014/02/10ワイドスクランブル)





 2014/02/12マスコミ各社に佐村河内守謝罪文ファックス


ロザン宇治原史規
「(佐村河内さんの謝罪文は)なるほど、そういうことだったのかとスッと入ってこないのが普通の感覚だと思う.
ようやく佐村河内さん側からの意見が出てきたが,まだはっきりしないところもある.
例えば音楽的経歴のところで何もなかったというのであれば、新垣さんに会うところまでは一体どういうふうにしてこの人が進んで来たのか。
曲が素晴らしいものかどうか、それは聞く人が決めればいいことだが,佐村河内守さんという人を応援しようと思って曲を聞いていた人も当然たくさんいると思う.詳細に説明してもらわないと納得がいかないところがいっぱいある.」(2014/02/12モーニングバード)



萩谷順
「このお詫びの結果、佐村河内さんが記者会見をこなすことができることが分かった。記者会見に出てさまざまな質問を受けてほしい.」(2014/02/12モーニングバード)




木下博勝(鎌倉女子大学教授、妻は女子プロレスラーのジャガー横田)
「全くの嘘っぱちだと思う。
僕ははっきり言いますが、3年前から聞こえるようになったなんて聞いたことない。この場合、おそらく神経が原因だとされてると思うが、(回復する可能性は)かなり低いと(大阪警察病院・耳鼻咽喉科部長松代直樹氏が)おっしゃっていて、確かに医学は100パーセントではないが、僕は(回復する可能性は)100パーセントと言ってもいいと思う。全くの嘘っぱちだと思う。
(耳が聞こえなくなった原因が鼓膜穿孔で)手術を受ければ回復する可能性はある。」

(手術しないで治る、自然に治る可能性は?)
「ないと言っていい。読んだこともないし、出会ったこともない.」

(精神的なショックで聞こえなくなることは?)
「そういうことで聞こえなくなるということもあるが,(聞こえなかった時期が)十数年と長い。それでまた聞こえるようになるというのは考えにくい.」(2014/02/12ミヤネ屋)



柳田通斉(日刊スポーツ)
「(ファックスが来た深夜の1時、2時というのは)新聞の締め切りが終わるかどうかというとき。しかもオリンピックのスノーボードとジャンプ(があった)。これは計算があるんじゃないかと思う。(あまり大きく取り扱われないという?)そうだ。」

(近々会見するということだが?)
「これは本当に大変な会見になると思う。われわれはかなり細かいところまで聞いていくと思う。矛盾を答えられるか。」

(金メダルラッシュになると、日刊スポーツも紙面づくりが難しくなる?)
「芸能面は独立してあるので、しっかり報じます。」(2014/02/12ミヤネ屋)



嵩原安三郎(弁護士)
「(佐村河内守氏が主張するように)もともと聞こえなくて(3年前から)聞こえるようになったとしても、その場合、(本来は)返さないといけないので、詐欺罪が成立する可能性がある.
ただ木下さんがおっしゃるように、初めから聞こえていたという可能性は十分にある.そこは徹底的に調査してほしい。」(2014/02/12ミヤネ屋)



細野敦(弁護士・元東京高裁判事)
「(CD購入者、コンサートを見に行った人に関しては)ゴーストライターがつくったということでも,音楽評論家も一応絶賛するぐらいの曲ではあった。対価の提供があるので、なかなか詐欺罪での立証は困難かなと思う.ただ,レコード会社に関してはCDを販売する契約やコンサートを開くための契約で一定のお金を受け取っているだろうから、自分が作曲者だと偽っているので詐欺罪で立件される可能性というのはあると思う.」(2014/02/16サンデー・ジャポン)


西川史子(医師)
「障害者認定の2級を受けたということは、今までに戻った例はない。人の体なので、もしかしたら第一人者なのかもしれないですけど、ただ現実としてはあり得ないし、障害者というところを使うというのが本当に卑劣ですし、私は週刊文春も拝見しましたが,本当に卑劣な人だなって、ちょっと憤りしかないですね。」

「手帳を返すだけでは駄目ですよね。受け取った額は全部返さないと。それはやっぱ謝罪になんないですよね。」(2014/02/16サンデー・ジャポン)


亀井京子(元テレビ東京アナウンサー)
「インタビューとか拝見しても、あまり聞き手の目を直視されないじゃないですか。だから、嘘に嘘を重ねた人生にすごく後ろめたさがあったのか,あのサングラスの風貌もされたくないがための防御だったのかなっていうふうに個人的には思いましたね。」(2014/02/16サンデー・ジャポン)


テリー伊藤(TVプロデューサー)
「新垣さんが会見したときね、18年前から全聾とは思わなかったって。彼(佐村河内氏)はこの前の謝罪文で3年前と言ってたでしょう.高橋選手、前の日(試合が)終わったんで、ソチオリンピックが終わった時点で間もなく、彼、会見すると思うんですよ、。そしたら新垣さんと2人ですればいいんですよ.新垣さんをみんな援護するかもしれないですけど,彼だって悪いです.だったらもう一度やって、あんた違うじゃないっていうことをやっぱ言ってほしい.でね、『HIROSHIMA』もね、もともとあれは広島とは違うタイトルだったわけじゃない。そういう広島という言葉を使うのもなんか利用しているし、彼、本当に罪深いですよね。震災の人のところに同情するような感じで行ってやるっていうやり方がどうも。本当に彼のことを信じて、それこそ震災で流されて行ったお母さんが守っているようなふりをして、実は自分の利益だけを考えていたっていうことを含めてね。ただ彼は根性ないから、もう出て来れないかもね。言い分も何もないもんね。」(2014/02/16サンデー・ジャポン)

杉村太蔵
「専門の耳鼻科のお医者さんに聞きますと、やはりそういった難聴・耳が聞こえないということを装って、こういった障害手帳を不正に受給しようという人がやっぱり、少なからずいるみたいなんですよね。先ほど西川さんがおっしゃったように、回復するというのは奇跡に近い。したがって、一度交付されたら永遠に続くわけですよ.じゃあそれを歯止めかけるために定期的に検査しましょうかといったら、本当に不自由な人にまた新たな負担をかけることになりますんでね。これはもう信頼関係で成り立っている制度ですからね。やっぱり許されることじゃないですね。」(2014/02/16サンデー・ジャポン)




竹田圭吾(ジャーナリスト)
「(佐村河内氏の謝罪ファックスは)誰に謝るつもりか分からないが,本当にまず謝罪しなければならないのは他の障害者の方。彼らが一番迷惑を被っている。この騒ぎの責任の3分の1ぐらいは、彼のことを煽ったメディアと、それに乗っかって商売した音楽業界と、感動のドラマで音楽を消費してきた僕らにもあると思う。だから、何となく彼だけバッシングするとか、彼の責任だけ追求して終わる話じゃないような気が僕はする.」
「感動することに何か価値を見いだすカルチャーみたいなものが背景にあると思う.」(2014/02/16ミスターサンデー)



宮根誠司
「あらためて彼のプロフィールをさかのぼって見ると、あれ?と思うようなところもあるが、(メディアは)性善説に立って伝えるところもある.それは反省しなきゃいけない。」
「(佐村河内氏は)早めに会見したほうがいいと思う.」(2014/02/16ミスターサンデー)



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